CBI①
お久しぶりです。
エルサルバドルから帰国後、早1ヶ月が過ぎました。
9月からESADEならではのプログラムであるChallenge-Based Innovation(以下、CBI)が始まりましたのでCBIをご紹介したいと思います。
CBIとは
期間は9月から12月までの約3ヵ月半。エンジニアの学生(UPC)とデザイナーの学生(IED)とチームを組んでソーシャルプロブレムに対するソリューション検討とそのプロトタイプ作成までを行う実践的なプログラムです。他の大学のみならず欧州原子核機構(以下、CERN)もコラボレートとなっており、プログラム期間中に3回のCERNビジットもあります。
Challenge-Based Innovation Project
過去のプロジェクト成果は以下リンク(画面下)から見れます。
CBI - Challenge Based Innovation
今年の課題とチーム
Sustainable Development Goals のGoal11であるSustainable Cities and Communitiesが今年のテーマです。私のチームはその中でもSpace Allocationの観点からどうやって持続的で住みよい都市を実現するかというのを考えることになりました。
Cities - United Nations Sustainable Development Action 2015
私のチームはインド人男性(MBA)、ギリシャ人男性(エンジニア)、ロシア人女性(デザイナー)とインターナショナルなメンバーです。いつもの通り、私はロジ面(スケジュール作成・管理など)とチーム内の規律を正す(時間やチーム内の提出物管理)というところでチームに貢献しています。
プロセス
基本的にはデザインシンキングを使います。
デザインシンキングとはリサーチ&ユーザー理解→問題定義→アイデア出し→プロトタイプ作成→テストを繰り返すしながらソリューションを作成する方法です。ポイントはユーザー目線で物事を考えること、またこの一連のプロセスを繰り返しながらユーザーのニーズにあったものを作り上げていくという点にあると思います。
ESADEではCreativityという授業で一連のプロセスを使ってプロトタイプまで作成を行いました。しかし、駆け足ですべてのプロセスを行ったので、CBIで再度このプロセスを行うことでデザインシンキングのやり方をマスターしたいと思っています。
9月の実施事項
1.Cern Trip
2.リサーチ&ユーザーインタビュー
3.クロスインタビュー(最初のインタビューでユーザーが感じているいくつかの問題を再度別のユーザーにも同じ問題を持っていないかインタビュー実施)
4.クロスインタビューで判明した16つの問題をもとにBrainstorming (Why, Who, Where, What, When, Howについてアイデア出し)
5.更にリサーチ結果から重要そうな問題4つを選んで各問題に対するペルソナ(典型的なユーザーイメージ)作成
10月はここから取り組む問題を1つに絞ってソリューションのアイディア出しをして行きます。
以上