ESADE Business School 留学記

MBA留学のみならずラテン文化についてもお届けしたいと思います。

ESADEの起業サポート体制

 

Term 2 が始まって早くも3週間が経過しました。

チームに恵まれてグループワークはストレスなくできていますが、想定よりも宿題が多く、Term 1と変わらず忙しい日々を過ごしています。

 

昨年12月に公表されたBloombergのランキングだとEntreprenurship分野で世界6位、欧州1位にランクインしました。今回はそんなESADEの起業サポート体制をご紹介したいと思います。

 

 

まずEntreprenurshipの授業ではオリジナルの事業計画を作成、プレゼンするところまで学ぶことができますが、授業外でも以下のような機能があります。

Entreprenurship Lab

スタートアップのビジネスモデル分析(含むローンチ方法や採用方法)を通して新規事業の始め方、成長方法について学びます。また定期的にビジネスアイディアを相談する場やスタートアップを訪問する機会も用意されています。

・今年からESADEの生徒と外部のスタートアップ(新しい技術やアイディアを持っているけどビジネスバックグランドのない人たち)のマッチングを開始するようです。

Eworks

ビジネスアイデアのフィードバック、会社設立に関するアドバイス、過去アルムナイが起業した事例などの情報提供を通じて起業支援をしています。私も先日相談しに行ったのですが、エンジニアの採用方法や関連する事業をやっているアルムナイを紹介してもらえました。

Entreprenurshipの教授と協働して2~3週間毎にネットワーキングイベントを開催しています。ここでは起業家やビジネスアイディアを持っている学生のプレゼンを聞いたり、ネットワーキングしたりできます。

・夏休みにはビジネスアイディアを持っている学生グループ向けにメンターを付けて毎週ミーティングを開催して情報交換やアドバイスを行っており、うまくいけば投資家も紹介してもらえます。

・スペインでは起業家ビザなるものがありますが、Eworksの人曰く「ESADEを卒業すれば1年のピザ取得は容易」とのことでした。その後、事業計画を提出して認められると追加で2~4年のビザ取得ができるとのことです。最初はオフィスを借りるのも資金的に厳しいと思いますが、Eworksを無料で仮オフィスとして使えるだけでなく登録住所としても使えるようです。Eworksはそこまで広くはありませんが、オープンスペースのため、他のスタートアップとの交流も比較的容易です。またキャンパスにあるESADE Creapolisというビル内に70社前後の企業が入っており、そういった企業との交流も可能です。

ESADE BAN

ESADEが運営するベンチャーキャピタルです。出資対象は最低限サービス/製品をローンチして、ある程度顧客がいるスタートアップに限られます。アクセスしやすいベンチャーキャピタルがあるのも有難いです。 

Entreprenurship Club

・学生が運営するため、毎年活動内容は変わります。基本的には起業家の講演を聞いたり、他国のスタートアップを訪問したりします。

 

先日ビジネスコンペ向けに他の学生と考えたビジネスアイディア(残念ながらファイナルに残れず)を使って市場調査・プロトタイプ作成などをやっていく予定です。その中で気が付いたことなどあれば追記していきたいと思います。