ESADE Business School 留学記

MBA留学のみならずラテン文化についてもお届けしたいと思います。

MBAT②

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前回の続きです。

 

Day 2

今日も雨。

 

今日はドッチボールに出る予定というか出たい。一応ドッチボールチームのWhatsAppグループに入ったものの、正式なメンバーとして登録されていない。キャプテンと交渉すれば良いものの、キャプテンが見た目も行動もザ・アメリカンでクラスも違うことあり、一言も話したことがない。とりあえず会場に顔だして準備運動してやる気をアピールすることに。

 

予選一回戦はメンバーに選ばれず。試合自体は最後1対1の場面を別の日本人が決めて辛勝。

 

その後、何とキャプテンから二回戦は参加してねと言われる。

 

1時間後の2回戦。相手はとりあえず弱そうな日本人は後回しにして欧米人から攻めてくる。気がついたらこちらは僕とポーランド人。相手は1人だけ。相手の投げた球がポーランド人に当たり、その直後にエイヤで投げた僕の球が相手に当たり見事二回戦も勝利!美味しいところをかっさらいアメリカ人と一気に仲良くなる。決勝ラウンドは翌日のため、とりあえず時間潰しに誰も出る人がいない400m走に出ることにしたが、陸上競技とは無縁の人生だったため、そのグループのダントツビリでゴールイン。想像通りすぎて、納得の結果。タイム自体は20人中13人目でなんとかビリは免れる。

 

対照的に400m女子リレーは銀メダルを獲得なんととあるESADEの生徒の彼女が陸上競技で元オリンピック代表だったようで助っ人ととして参加していたのだ。しかし、さらに驚かされたのが、その元オリンピック選手が400mの個人予選に出た際に予想とは裏腹にOxfordの選手がぶっちぎりでゴールしたのだ。本職ではないとは言え、元オリンピック選手に勝つとはどんだけレベル高いだ。あとから聞いた話だが、OxfordやCambridgeは元軍人などアスリート枠があるとのこと。しかも両スクールともに他のマスターの学生も来ているので平均年齢が低い。MBATでメジャーなガチスポーツで勝つことの難しさを改めて認識させられる。

 

そんなこんなで2日目もあっという間に終了。一旦ホテルに戻り、有志の日本人飲みに参加。一次会の途中で帰ったため、ほんの数人としか話せなかったが、他校の様子を知るいい機会となった。

 

さてその後パーティー会場へ。その日の夜はBattel of the bandという各校のバンドチームが競い合うイベントがあった。ESADEは一番最初だったため、見逃してしまったが、とりあえずみんなと楽しいひと時を過ごせたからオッケー。その日は12時過ぎのバスでホテルへ。

Day 3 

またもや雨。しかも結構強め。

 

陸上競技の決勝がキャンセルされ、ドッチボールの決勝トーナメントも午前から午後に変更される。

 

それまでに女子サッカーの準決勝と男子バスケの3位決定戦を応援。男子バスケは惜しくも勝てなかったものの、女子サッカーは見事に決勝進出。

 

ドッチボールの決勝トーナメントは女子サッカー決勝の30分遅れでスタートするため、女子サッカー観戦はできないと思っていたところ、ドッチボール会場が女子サッカー会場のすぐ隣になり、ウォーミングアップしながら観戦できることに。

 

その間、なんとペタンク同様に注目度の低いアルティメットフリスビーでESADEが金メダルを獲得したとのニュースが届く。そして女子サッカーも見事に優勝を果たした。

 

事前にウォーミングアップしていたこと、前日の試合で美味しいところをかっさらいったことからドッチボールの固定メンバーになった。

ドッチボールは他グループの予選が終わらず、また結果で大揉めしており、予定よりも1時間くらい遅れて決勝トーナメントスタート。スタートが遅れたことで女子サッカーを応援してた人たちもそのままドッチボール応援に集まってくれたの嬉しい誤算。

 

準々決勝の相手はHEC。結果は圧勝。僕自身も一人をアウトにして貢献。

 

準決勝はLBS。ペタンクのリベンジである。こちらも難なく勝利。また僕自身も一人をアウトにして最低限の仕事を果たす。

 

そして決勝。相手はOxford。キャプテンのアメリカ人がアウトになるものの、最後の一人を渾身のボールでアウトにする!

 

優勝!

 

と思ったらなぜか直前に球をキャッチしたからもう一人残ってると言われ、慌ててフィールドに戻る(相手の球をキャッチすると投げた人はアウトかつキャッチした側のチームは一人復活するルール)。

 

既に3対1と数的有利になっている。落ち着いて最後の一人をポーランド人がアウトにして正真正銘の優勝!

 

歓喜の輪の中、2日前に手にすることのできなかった金メダルを獲。最高の思い出となる。

 

その後、FIFA(テレビゲーム)の2vs2でも銅メダルを獲得したとの知らせがある。これが最後の獲得メダルとなる。

 

ESADEはトータルで金3つ(女子サッカーアルティメットフリスビー、ドッチボール)、銀2つ(ペタンク、女子400mリレー)、銅1つ(FIFA)の計6個のメダルを獲得。

 

夜は正装での仮面パーティーへ。途中料理がイマイチなので会場を抜け出し、タクシーでラーメン屋なりたけに。このクオリティーバルセロナにないと思いながら会場に戻ったらちょうど表彰式がスタート。

 

一競技ずつ優勝校がアナウンスされていき、最後に総合トップスリー校がアナウンスされた。

3位LBS、2位HEC、そして優勝はOxfordという結果。

 

総合力では人数や学生のバックグランドからも今回の1-3位プラスCambridgeが圧倒的優位と感じた。例えばCambridgeやOxfordからはESADEの倍の160人以上が参加したとこのこと。

 

おそらくESADEが優勝するにはMSc の学生も総動員しないと難しい。してもほぼ無理かもしれない。

でも総合優勝できるかどうかよりも、月並みだが、ペタンクのようにこれまで築いてきた友情をさらに深めたり、ドッチボールのように今まで話したこともなかった人でもスポーツを通して仲良くなったりと、こういった経験ができるかどうかのほうが大事だと思う(もちろん総合優勝もできれば最高)。二度と色々な国籍の人とこういったことをする機会はないだろうし。

参加する前は正直めんどくさいし、どうせすぐ負けて終わりだと思っていたので不参加も一時は考えていた僕としては最高の結果となった。

 

Term3も残り1ヶ月弱。しっかり楽しみたいと思います。

 


MBAT 2019 Highlights/Recap