ESADE Business School 留学記

MBA留学のみならずラテン文化についてもお届けしたいと思います。

DELE B2

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こんにちは。

今回は久しぶりにスペイン語の話です。

10月に受験したDELE B2の結果が出ました。

結果は?

リスニングとスピーキングのグループ2が合格基準の30点丁度でしたが、無事合格することができました。スピーキングの点数は温情で調整してくれたのかも知れませんね。

 

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とりあえずMBA留学中の目標の1つを達成することができ、ほっとしています。

ターム1、2はほとんどDELE対策ができず、今年の5月に記念受験した際には、グループ2で20点しか取れず敢え無く撃沈しています。

その後、エルサルバドルでの2ヵ月間とセルバンテス文化センターの試験対策オンライン講座を受講したことで合格レベルまで到達できました。オンライン講座の教材は全く使わなかったものの、元試験官と行うライティングとスピーキング対策はとても有効だったと思います。また元試験官から「大丈夫。合格基準に達している」と言われるととても自信になりました。

DELE B2のレベルは?

以下の表を見るとB2はTOEICで785-944、TOEFLで87-109です(レンジ広すぎ)。TOEICだともうちょっと下限は高い気がしますが、TOEFLの下限はこんなものかなという印象です。ちなみにETSの基準ではTOEFL95以上はC1レベルです。

一応実務レベルということですが、私の場合は非日常用語を使われるともうアウトです。

例えばこの前CBI関連で現地のデザイナーとのミーティングに参加した際、Pendienteという単語が出てきました。「未解決」や「イヤリング」という意味であることは知っていたため、前後の文脈と一致しないものの、その場は未解決という意味で理解しました。結局後で調べたら「斜面」という意味もあることを知ったということがありました。

日系企業または自分がとてつもなく知識のある分野では十分働けると思いますが、現地企業でそこそこレベルの知識しかない分野だとかなりきついレベルだと思います。

 

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https://www.ubu.es/cursos-internacionales-cursos-de-espanol/examenes-de-espanol-en-colaboracion-con-el-instituto-cervantes/dele-diploma-de-espanol-como-lengua-extranjera

勉強方法

問題集はedelsaを使い、ReadingとListeningは3回問題を解きました。

Readingは問題を解いてわからない単語や表現をひたすら暗記しました。またTarea4は熟語がよく出てくるのでそれもひたすら暗記です。時々Lo que, el que, que...を選ぶ問題が出てきますが、queが正解の可能性が高い(何の根拠もありませんが)と感じたのでわからなかった時はすべてqueを選ぶことにしました。あとTarea 4の文章は他よりも難しいので空白の前後だけ読んで文章理解はしないようにしました

Listeningは合格基準に達していないので何とも言えませんが、これも単語を覚えて通学時にわかるようになるまでひたすら問題を聞いてました。老人世代やスペイン人しか使わない表現も出てくるので非常にきついです(主にメキシコでスペイン語を学んだため)。英語もそうですが、Listeningの上達は非常に時間がかかります。中南米訛りのスペイン語も出てきますが、学校の同級生に中南米人が多かったのでそれはあまり苦になりませんでした。

 Writingはセルバンテス文化センターの試験対策オンライン講座でポイントを教えてもらったのとエルサルバドルインターンスペイン語を書く機会がたくさんあったのでReadingやListeingに比べてそこまで時間をかけませんでした。ちなみにボールペンで書かなければならないため、間違えても文字自体は消せませんが、二重線で消せば問題ないとのことでした。

Speakingも同じくオンライン講座で問題の形式とコツを教えてもらったのでそれが大きかったです。非常におすすめです。初回は問題形式もほとんどわかっていなかったので何をすべきか半分くらいわからないで気づいたら時間切れという状態でした。オンライン講座以外はこれもエルサルバドルでほぼ毎日スペイン語漬けだったので自動的にレベルが上がったと思われます。

すべてのセクションおいて語彙力は非常に重要です。問題集に出てくる単語をすべて覚えるつもりで勉強することをおすすめします(私は7割くらいしか覚えられませんでした)。

 

今までの道のりは?

私がスペイン語の勉強を始めたのはメキシコ駐在が決まった26歳の時です。言語は若いうちにはじめた方が有利と言われていますが、大人になってからでもコツコツ頑張れば十分上達可能だと思います。以下勉強開始からB2取得までの流れです。

 

2013年10月~12月:メキシコの語学学校にてスペイン語漬けの日々。ホームスティも経験。

2014年1月~2015年4月:メキシコ駐在開始。といっても日々の業務は基本的に日本語。週2~3時間ほどスペイン語学校に通う。

2015年4月~2015年12月:MBA受験を決めてTOEFLの勉強開始。スペイン語と英語を同時並行で学習。

2016年1月~2017年12月:TOEFLのスコアが全く上がらなかったため、スペイン語学習を完全にストップ。TOEFLのスコアはB1レベルからC1レベルまでスコアアップ。

2018年1月~2月:MBA受験終了と共にスペイン語学習再スタート。

2018年3月~4月:メキシコに再度語学留学。SIELE受験し、結果はB1-B2レベル。

2018年5月:DELE B1受験し、合格。

2018年6月~7月:コロンビアへボランティアとインターンシップインターンシップではスペイン語力がないため、完全に干される。

2018年8月~2019年4月:スペインでのMBA生活スタート。英語での授業が忙しすぎて学校のスペイン語授業以外(週6時間)はほぼ勉強できず。

2019年5月:DELE B2受験も準備不足で合格できず。

2019年7月~8月:エルサルバドルインターン。毎日スペイン語漬けに日々が続く。またセルバンテス文化センターのオンライン講座の受講開始。

2019年9月:試しに再度SIELEを受けるもまたしてもB1-B2レベル。

2019年10月:DELE B2受験し、合格。

 

スペイン語勉強開始から6年がかりですが、途中MBA受験のために2年間のブランクがあるため、計4年間何らかの形でスペイン語に時間を割いてきたことになります。スペイン語専攻の学生が4年間でB2~C1に到達するとのことを考えると順調にレベルアップしてきたとも言えます。

 

スペイン生活も残り2ヵ月かつ B2からC1はまた大きな壁があるようなので数年かけてC1取得を目指したいと思います。

 

以上