ESADE Business School 留学記

MBA留学のみならずラテン文化についてもお届けしたいと思います。

SUD Program in El Salvador⑤

f:id:EspanaLatinoamerica:20190728132454j:plain

既にエルサルバドルでの生活も早いもので折り返しです。今日のテーマはエルサルバドルでの日本語についてです。

 

 

 

日本語教室

以前お伝えしましたが、エルサルバドルにもたくさん日本語を学んでいる人がいます。色々な調整もあり、先日ようやくはじめて授業に参加させてもらいました。

私の役割は日本の何かを紹介することです。最初は日本の行事について紹介しようと思ったものの、先生から学校で日本の行事に関するイベントを定期的にやってるので別の話題がいいと言われ、最終的に第一回目の内容は「日本の働き方」になりました。金曜日の夕方はレベルは3,4(最大レベル20!)のクラスでまだまだ初級ということでスペイン語と少し日本語を混ぜたプレゼン資料を作っていきました。プレゼンの前に場を和ませるため、Quizizzというサイトでクイズも作りましたが、難しすぎて平均正解率26%という結果に。逆に場は凍り付きました。それでも何とかプレゼンはエルサルバドルとの違いを議論しながら無事終了です。

プレゼン後に次回プレゼンしてほしいことを聞くと、「私の地元」、「日本の歴史」、「好きなたべもの」が希望としてあがったので次回はもう少し盛り上がるように考えたいと思います。プレゼンの後も少し日本について質問がありましたが、生徒(といってもかなりおじさん)からいじめや授業中の居眠りについて質問がありました。日本の良いところばかりだけでなく見る人はしっかりと問題点も見ているんだなと感じました。

 

f:id:EspanaLatinoamerica:20190728132613j:plain

日本語の生徒からもらったエルサルバドルのけん玉。難しく全然できません。

 

日本語弁論大会

エルサルバドルの日本語弁論大会に行ってきました。メキシコやコロンビアにもあったので存在自体は知っていたものの、見学しに行ったのは今日が初めてです。

とにかくみなさん上手でした。しかもスピーチの内容が「氷山の理論」、「希望の意味」など難易度高すぎで驚愕しました。日本に関するスピーチもありましたが、これも「盆栽祭り」や「金継」など日本人も知らない内容も多かったと思います。

スピーチだけでなく早口言葉選手権もありました。すべての参加者が同時に参加し、お題を2回ずつ読んでいきます。その中であまりうまく言えなかった人を審査員が1~2人落としていき、ファイナリスト4人が残るまで続けます。最後のお題は「輸出酒、輸出湯、輸出酢」でしたが、みなさん「しゅ」がうまく言えず苦戦していました。

全体としては3時間という長丁場でしたが、全く飽きることなく楽しむことができました。こんな遠くの国にも日本や日本の文化に興味を持ち、日本語という全く違う言語を勉強してくれる人がいます。そんな人たちを目の当たりにすると日本人としてとても嬉しいです。残りの期間も可能な限り日本語の生徒達と交流していきたいと思います。

 

以上