GPAが上がるかもしれない方法
はじめに
MBA受験生の変えることのできないものの1つとして大学時代のGPAがあります。
GPAが絶望的な場合、TOEFL・GMAT・面接等でカバーするのが王道ですが、第三者に依頼して再計算してもらうという方法もあります。
私の場合、学部時代のGPAは2.65ほどでした。成績自体がいまいちだったのもありますが、履修登録したものの未受講だった単位も分母に含まれていたため、実際よりかなり低い数値になっていました(この特殊要因を除くとGPAは3ちょっと)。
ただ単に「実はGPA3はあるんです。」とエッセイに入れるよりも何らかの裏付けがあった方がベターと考え、「World Education Services」(以下WES)にGPAの再計算を依頼しました。このエビデンスのおかげか、面接では特にGPAについて突っ込まれることはありませんでした。
WESとは?
Wikipediaによると毎年20万人以上の米国やカナダに留学する学生達の成績証明書などを米国流に評価し直したり、本物かどうかの判定を行っている北米最大の信用評価機関です。
米加への留学生または教育機関向けのサービスのため、スペインとは評価方法が異なる可能性がありましたが、上述の通り何でもいいので第三者評価があった方が説得力が増すと考え、時間のない中で見つけた当該機関に依頼しました。
私の受験時には発見できなかった欧州版のWESを見つけた際にはまたご紹介したいと思います。
手続きの流れ
1.以下リンクにてアカウント作成し、GPA計算の申し込み実施
〇費用
・レポート:1枚目50ドル、2枚目以降は30ドル/枚(レポートを封印する場合はプラス5ドル/枚)
・発送手数料(WES→依頼主):通常郵便の場合7ドル、国際郵便の場合は75ドル
2.成績証明書の送付
・1にてReference #取得後でなければ送付できません。
・送付方法は①大学からWESへ送付②封印された成績証明書を自分で送付の2パターンあります。私の場合はトラッキングできるように②を選びました。
3.WESにて成績証明書受領
WESから成績証明書受領確認メールが来ます。そのメール内にレポートの発送目安ともう50ドル支払えば優先的にGPA計算可能との案内があります。
4.WESにてGPAを計算し、レポートを依頼主に送付
再計算終了後にWESから発送予定日の案内があります。この時点でアカウント上にて結果を見ることができます。
5.原本受領
通常郵便の場合は送付手数料7ドルでトレッキング不可ですが、75ドル支払えばトレッキングできる国際郵便での発送となります。
私の場合、1から5までおおよそ20日程度要しました(1から4までは15日程度)。
結果
なんとGPA2.65からGPA3.65まで跳ね上がりました!
要因の1つは未受講の単位が分母から消えたことです。
もう1つは評価方法が以下の通りに変わったことです。A・B・Cの評価が1段階アップしているのでどんなに成績が悪くてもGPAは上昇しますね。
卒業大学の評価方法:「S(4)/A(3)/B(2)/C(1)」
WESの評価方法:「S(4)/A(4)/B(3)/C(2)」
わざわざここまでしなくてもビジネススクール側でその国の方式にてGPAの再計算をするためあまり効果がないという話もありますが、少なくともこれをやってネガティブな効果はないと思いますのでGPAをネックとお考えの方はご検討してみてはいかがでしょうか。
今日のMusica
このブログのニックネームにもなっている「Vivir Mi Vida」という曲をご紹介します。
サルサ音楽の帝王であるMarc Anthony(Jennifer Lopezの元夫)がアルジェリアの歌手であるハレド(Khaled)の「C'est la vie」というアラビア語の曲をカバーしてラテンアメリカを中心に大ヒットさせました。Bill BoradのHot Latin Songs部門ではトップ5に51週ランクインし、当時としては歴代2位の記録とのことです。
曲名は「自分の人生を生きる」という意味で、歌詞を一言で表すと「苦しくても涙を流しても笑って踊って一度きりの自分の人生を前向きに生きていこう」みたいな感じの人生応援ソングです。
私もMBA受験中は何度もこの曲に励まされました。これからも一度きりの悔いのないよう生きたいと思います。