ESADE Business School 留学記

MBA留学のみならずラテン文化についてもお届けしたいと思います。

FT Top MBAs for women ranking 2018

 もう1週間以上前になりますが、フィナンシャルタイムズ紙(以下、FT)より発表されたTop MBAs for women ranking 2018にてESADEが世界第11位、欧州第1位にランクインしました。これを機に女性アプリカントが更に増えることを期待します!

以下、Top20までの抜粋です。 

 

 

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出典:Top MBAs for women ranking 2018より抜粋

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同紙の記事によると今年新設されたランキングとのこと。女性アプリカントにとっては、学校分析できるデータが1つ増えたことになります。

細かい算定ロジックに関する記載はありませんでしたが、男女混合のランキングであるGlobal MBA Ranking同様に卒業3年後の給与額と給与上昇率の評価比重高め(それぞれ15%)とのことです。その他、目標達成度・キャリアアップ・女生徒の比率などが評価対象となっています。ここで注目すべきポイントは「男性卒業生との給与額の差」を比較している点です。同じビジネススクールを出てもTOP50のうち4スクールを除いて卒業3年後の給与が「男性>女性」となっています。1年分しか公表されていないため、一過性の要因も考えられますが、いくつかの学校で同じ学校を出ていても40%近くの給与格差があるという結果は衝撃です。

※Pay Gap100%=男女の給与格差なし、100%を超えると男性<女性

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出典:Top MBAs for women ranking 2018より抜粋(Pay Gap降順)

 

 

肝心のランキング1位ですが、なんとShanghai Jiao Tong UniversityStanford Graduate School of Businessを抑えて1位に輝いており、TOP10に中国のビジネススクールが3校ランクインしています。

中国のビジネススクールが上位ランクインした要因についてFTの記事内で、「中国では女性が豊かになるにつれてビジネス教育への関心が増しており、特に上海では女性がますます自立し、自己投資をするようになっていきている。」とShanghai Jiao Tong Universityの卒業生がコメントし、「フレキシブルにケースバイケースで生徒に対応している。」とShanghai Jiao Tong Universityのダイレクターがコメントしています。加えて「中国社会では女性は若い時に家庭を持つように促されるが、職場で男性と平等に機会を与えられる。」とも記載されています。

確かに同校のPay Gap101%(上位50校中4位)、中国人比率(男女混合)77%、女性比率45という数字(中国にて就職した中国人女性の卒業生がある程度いる可能性が高い)のため、一瞬「中国はそんなに男女格差がないのか」と思ったのですが、例えば在北京のRemin University of China School of Businessにおいては、中国人比率(男女混合)85%、女性比率48%にも関わらず、Pay Gap79%(同40位)という結果が出ています。Remin University of China School of Business の中国にて就職した中国人女性の卒業生のみであればPay Gapは良化するのかも知れませんし、この公開情報だけで判断するのは限界がありますね。各校のHPにいけばより細かい情報を得られる可能性もありますが、また別の機会でということにさせて下さい。。。

 

さてマイペースにいつものスペイン語ミュージックコーナーです。この流れで女性アーティストの曲をご紹介します。

コロンビア出身で現在バルセロナ在住のShakiraが昨年リリースした「La Bicicleta/自転車」です。同じくコロンビアを代表する歌手であるCarlos Vivesとの合作です。

PV見てると車(自転車は体力的にちょっと無理かな)で海に行きたくなりますね。ちなみに最後の方にShakiraと結婚したFCバルセロナPiqueも歌詞に登場します。あとよく見るとCarlos Vivesバルサ風のユニフォーム、ShakiraPiqueの背番号である3のユニフォームを着てサッカーをしているシーンもあります。ShakiraPiqueへの愛をヒシヒシと感じました。

 

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